ドコモ、iPad用「SIMカード」販売へ

ドコモ、iPad用「SIMカード」販売へ

っていう記事を見つけた。
iPhoneSoftBankに取られたことで相当対抗心を燃やしているのかなぁ?

しかし、どうもネット上でも噂が先行して誤解されているようだが、「検討している」となっているだけで、決定ではないらしい。

 NTTドコモが、米アップルの新型情報端末「iPad(アイパッド)」の日本での発売に合わせ、「SIMカード」単体での販売を検討していることが30日、明らかになった。

 今後、海外で一般的なように、通信会社と携帯端末を利用者が自由に選ぶことができるきっかけになる可能性もある。

 国内の大手通信会社がSIMカードを単体で販売するのは初めて。ドコモは、アイパッド利用者の通信需要の取り込みを狙う。

と書いてあるけど、実はこれは間違っている。
昔、NOKIAのSIM Lock Freeのスマートフォンを買った時に、SoftBankでSIMだけ気持ちよく売ってもらえました。
状況を説明すると、SoftBankで携帯を買わないとどうしても入れないプランとそれ以外でも加入可能なプランなどの説明もしてくれて、SIMカードだけの契約をやってくれました。

 アイパッド向けSIMカードは、携帯電話用の半分程度の大きさで、携帯電話との互換性はない。だが、米グーグルもSIMカードを利用者が自由に差し替えて通信会社を選択できる携帯電話「ネクサス・ワン」の国内販売を予定している。このためドコモは、携帯電話向けのSIMカードの販売も検討している。今後、外国製の人気端末が普及すれば、端末と通信会社を利用者が自由に選択できるSIMフリーが、日本でも進む可能性がある。

と、まぁこのことは否定しないし、SIMフリー化が進むのはよいことなんだけど、違う懸念もある。
今の日本のキャリアの料金形態って、キャリアが提供するサービスと連携する部分が大きい、つまりそのキャリアの提供するサービスに対応した機能を搭載した端末と連動している。
しかし、SIMフリーの端末にSIMだけを売る形になると、この形態がとれなくなり、実はdocomoの端末を買っていないと、各種割引サービスなどが受けられなくなり、割高になってしまう可能性がある。

この考え方を変えて、新しい料金体系を生み出さないと、結局SIMフリーの端末は一部のInnovatorやEary Adaptorの物だけになってしまい、SIMフリー化の加速にもストップがかかってしまう。

各携帯会社は、自分たちのValue Chainを見直して、料金体系にdrasticな変更をかける時が来たのだと思う。
そういう意味だと、docomoのほうがその危機感は感じていて、AUは出遅れているっていう感じなのかなぁ

あ、でも個人的には、日本のガラパゴス携帯のサービスって好きです。
ガラパゴスから抜け出さないと、コスト競争とか、海外からの日本マーケットへの進出に勝てないという気持ちはサラリーマンとしてはわかりますが、これはあくまでも携帯会社側の内部基準での判断なので、もっと顧客からの目線でどうすべきか考えてもらいたい物です。
そこに、新たなヒントがあると思いますよ。